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自然が教えてくれたこと。

3年生が育てたあおむしの中に,1匹だけ臭角の色が違う子がいました。

「害虫に寄生されているのかもしれないなぁ。」「気味が悪いよ…。放しちゃおうか?」なんて言ってるのに,だれも外に出そうとはしません。

落ちたフンの世話も,当番がきちんと続けてくれました。

これまで育てたアゲハから,命の大切さを学習しているんですね。

 

数週間後…。まっ黒い物体がサナギを割って出てきてびっくり!

光沢のある大きな羽が,息を呑むほど美しい蝶でした。調べてみたら,どうやら「クロアゲハ」。分校で,この蝶が羽化したのは初めてです。

 

堂々と美しい羽を広げる姿を見ていて,

童話の『みにくいアヒルの子』を思い出しました。

私たちが知らないだけで「他と違っている」「おかしい」と,勝手に思い込んでいたのですね。

思い込みで物事を判断してはいけない,と自然から教えてもらいました。