花器に生けたフェンネルは,あおむし君のごはんです。
もりもり食べて成長し,子ども達が見やすい所で,サナギになりました。
最後に脱いだ皮も,ミニチュアの箕(み)の中にコロンと落として…。
「枝が枯れたら,サナギが落ちないかしら?」と心配していたら,3年生がサナギポケットを作ってくれました。羽化したアゲハは,廊下を飛んで1年生のTシャツに。
ある昼休み…「セミの抜け殻じゃないのがいました!」子どもに呼ばれて見に行くと,本当に抜け殻じゃないの…えぇっと…幼虫でした。
5時間目, 4年生が音楽鑑賞をしていたら,脱皮を始め,音楽に合わせるように美しい緑の羽を乾かしています。
カブトやセミ,アゲハにカミキリムシ…分校は観察王国です。まるで虫たちが「どうぞ,ごらんなさい。」と,言ってくれているようです。
今年は夏休みが短い分,体験できることは, できるだけ学校生活でも,味わわせてあげたいと思っています。